【漫画】呪いー其の弐【大神さま第9柱】
皆さんは『呪い』と『祟り』の違い、分かりますか?
何となく分かる気がするけど説明するとなると難しい…そんな言葉ですよね。
この二つの違いはずばり、「悪いことをした、または悪いと思われることをした」かどうかです。
『祟り』というのは、ベースに「悪いこと、悪いと思われることをした」のがあります。
例えば、村の出入り口にあるお地蔵さんを壊してしまった。数日後、村で疫病が流行り多くの村人が亡くなった。これはお地蔵さんを壊した祟りだ。といった具合です。
「お地蔵さんを壊す」ことが(少なくともその村の中では)悪いことであり、その結果として疫病が流行った。
また、『祟り』は神霊が引き起こすものとされています。
なので、無念の死を遂げた人物が死後、悪霊となって都に災いをもたらした。
これも祟りとされますね。
ちなみによく「無理が祟って病気になった」という言い方もしますが、これも「無理をした」ことが「悪いと思われること」であり、その結果として病気になったということです。
一方、『呪い』というのは、悪いことをしたかどうかは関係ありません。
例えば、AさんがBさんを呪った。Bさんは事故に遭った。この場合、Bさんが悪いことをしたかどうかに関わらず、Bさんは災難に遭っています。
つまり、『呪い』は一方通行なんです。
「何かが原因となって」悪いことが起きたかどうか。
これが『祟り』と『呪い』の違いです。