天津神に葦原中国の統治権を譲渡することにした大国主。
天からやって来た天津神(建御雷)に「天孫がこの矛を以て国を治めれば、必ず平安になるでしょう。」と言って、国を平定した時に用いた広矛を授けます。
その後、建御雷は国譲りに従わない神々を次々と抹殺していきます。
…しかし。
実はこの時、最強の武神と云われた建御雷が唯一倒せなかった神がいます。
「カガセオ」という星を司る神です。
そこで、武力ではどうにもならなかったので、天羽槌雄神(あめのはづちのおのかみ)という機織りの神が登場します。
彼は機織りの中に星を織り込み、星の神を織物の中に封印しました。
こうして葦原中国平定を無事終えた建御雷は天に復命します。