生殖器崇拝
『生殖器崇拝』
名前のとおり、男女のシンボルを御神体として祀る信仰のことです。(下ネタではなくまじめに語りますよ)
あまり知られていませんが、日本全国47都道府県全てにこの信仰が根付いています。
主なご利益は「豊穣」、「多産」、「夫婦和合」などです。
神社や祠に行くと、普通にどでかいアレがでーんと何の惜しげもなくお披露目されています。
飾り方は寝かせてあったり、立ててあったり様々。
男性のシンボルから水が噴き出して、手水舎になっているところもあります。
発想がすごいですね。
ちなみに日本では女性より男性のものの方が多く祀られているそうです。
もちろん「性神」もいらっしゃいます。
「金精様」、「賽の神」、「歓喜天」、「ミシャグジ」などなど、地域によっても違うので、とにかく大勢います。
生殖器信仰の歴史は古く、なんと縄文時代からその痕跡が見受けられます。
現代では何となく口に出すのも憚られる感じがしますが、元々は「生命の源」という神聖なものとして崇められていました。
元々、日本人は性に対してあまり抵抗がありませんでした。
現代でも性を崇めるお祭りは日本各地で催されており、巨大な木製の男性のシンボルを持って街を練り歩いたり、人形劇で表現したりと脈々と受け継がれています。
親子連れで子供に「あれなぁに~?」とか聞かれたら、ちょっと気まずいですが;
日本には他にも胸や足、腰、髪など体の一部に特化した神様が大勢います。
さすが日本、「神々の島」と言われるだけありますね。
ちなみに世界には思いっきり男女がアレしてる最中の壁画や銅像が遺跡として遺っています。
日本人はダイレクトに表現したかったのかな。