国譲りとは地上にあった葦原中国(あしはらのなかつくに)を国津神から天津神へ譲り渡す神話です。
天津神(あまつかみ)とは天にある高天原に住む神様のことです。
国津神(くにつかみ)とは地上に住む神様のこと。
この国譲りは葦原中国平定(あしはらのなかつくにへいてい)というまさに天津神VS国津神の戦争でもあります。
ちなみにスサノオは天津神出身の国津神です。
元々天の神でありながら、数々の悪行により、いろんな神様からクレームが来て、地へ追放されてしまいます。
日本神話の長い歴史の中でも極めて異例の事件です。
スサノオが地上に降り立った時はまだ何もない混沌とした世界。
そこから出雲国の基盤を築いていくことになります。