あまてる茶房

八百万の大神さまが繰り広げるほのぼのコメディ漫画

【漫画21】暇神(ひまじん)

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私たちは神社に行くと、「〇〇が叶いますように」とか個人のお願いをすることが大半だと思います。

ですが、伊勢神宮に祀られている天照大御神は少し性格が違います。

天照大御神は「天地安泰の神」とされ、個人の願いではなく国家の平安を司る神様なのです。

開運、立身出世といったご利益もありますが、伊勢神宮は全国の神社の中でも最も格式の高い神社なので、そもそも参拝に行くだけで運気が上昇します。

なので、伊勢神宮にはおみくじはないのです。(みんな大吉だから!)

 

【漫画20】俺の剣

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三種の神器の一つ『草薙の剣(くさなぎのつるぎ)』

 

元々は『天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)』と呼ばれ、天から追放されたスサノオが出雲の地でヤマタノオロチを退治した時に入手し、後に高天原にいる天照へ献上されたものです。

天叢雲剣という名前はスサノオ命名し、その由来はオロチの頭上に常に黒い雨雲がかかっていたから、だとか。

 

その後、天孫降臨の際に天照から孫の瓊瓊杵尊ニニギノミコト)へ授けられ、日本武尊ヤマトタケルノミコト)の手に渡ります。

 

ヤマトタケルの死後は、壇ノ浦の戦い安徳天皇草薙剣八尺瓊勾玉を携えて入水し、草薙剣は失われました。

ただし、この時失われたのは形代(レプリカ)だったなど、諸説あります。

 

草薙剣は所有者を選ぶ剣とされ、気に入らない土地にいたら神の力で災いを起こすとされています。

現在でも、天皇神職の人間ですら見ることが出来ない神聖な剣なのです。

 

ちなみに漫画の中でヤマトタケルが厠に行って忘れたという話は「尾張国風土記」に載っています。

Twitter200フォロワー様感謝絵

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Twitter200フォロワー様感謝絵。

繋がってくれた200人の方々、ありがとうございます!

 

創作活動にブランクがあった時期もありましたが、今年の4月からTwitterアカウント開設と同時にまた再開しました。

Twitterをやっていて良かったなと思うのは、自分の作品を見てくれる人がいること、多くの純粋に創作活動を楽しんでいるクリエイターさんと繋がれたことです。

他のクリエイターさんの作品を見て、自分の中でとても刺激になっています。

 

そして何より、自分が描いた漫画を読んでくれる人がいること。

やはり誰かに見てもらえる、そして感想を頂けるというのは、描き手としてとても嬉しいことです。

と同時に、もっと改善しなくてはと日々痛感しているところではあります…。

 

Twitterに上げている漫画はいわゆる「ほのぼの」とか「コメディ漫画」というジャンルになりますが、実は元々描いていたのはバトルやホラー、ファンタジー(なのか?)といったガッツリ少年漫画でした。

 

なので、絵柄や漫画のスタイルも今描いているものと全然違います。

出版社の漫画賞でも受賞させて頂いたのはそのジャンルなので、正直、正反対の分野を描いているというのは自分でもびっくりしています。

 

なぜその分野を描いてみようと思ったかというと、ド直球に「自分のため」です。

 

ほのぼのとかコメディ漫画は今まで全然読んだことがなかったのですが、ためしに読んでみると、なんだか心が癒されるような、温かい気持ちになれたんです。

そこから「ちょっと描いてみようかな」と思うようになり、「自分で自分を元気にする漫画」を意識して、Twitterではそっちの分野で自由に描かせてもらっています。

(ただ、Twitterは更新頻度を意識しているので、どうしても長編漫画のような描き方はできない…ストレートに言うと絵が雑になる;)

 

ちなみにイラストはほぼ経験ゼロです。

なので、塗りとかよくわからない;勉強ですね。

 

これからも一人でも多くの人に「元気」や「笑顔」を届けられるような作品を作っていきたいと思っています!そして毎日更新がんばります(;'∀')

Twitter200フォロワー様感謝絵(途中)

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Twitter200フォロワー様感謝絵で描いてるもの。

カラーといつものモノクロ水彩調の2種類を描く予定。

 

この青年は漫画で出てくるあまてるさんのお世話役とよ君。

いつも頭巾を被っていて髪が見えないのですが、取るとこんな感じです。

【漫画19】大国くんと白兎

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スサノオから6代後の孫にあたる大国主神(おおくにぬしのかみ)は国造りの神と言われる、国津神の代表的な神様です。

 

彼には八十神(やそがみ)と呼ばれる大勢の兄たちがいたのですが、とても嫌われていました。

 

ある時、兄弟全員で稲羽(いなば)に出かけた時、気多(けた)の浜辺で裸で傷付いている一匹の兎がいました。

八十神たちは「海塩を浴びて山頂で横になるといい」と助言し、兎はそのとおりにしましたが、海塩が乾くにつれ、体中の皮が裂けて、痛みで泣いていました。

そこに、兄弟たちの荷物を持って一番後ろを歩いていた大国主が現れ、かわいそうな兎を助けます。

この時助けた兎が有名な因幡の白兎」です。

稲荷大神

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稲荷大神は元々は穀霊神(五穀豊穣)の神でしたが、江戸時代に入り、「商売の神」と公認され、それに伴い稲荷神社の数が全国に急増し、流行神(はやりがみ)と呼ばれるようになりました。

 

ちなみに稲荷神へのお供え物として、俵型の稲荷寿司とそれに使われる油揚げを供えますが、キツネは肉食なので油揚げが好きなわけではありません。