【漫画20】俺の剣
三種の神器の一つ『草薙の剣(くさなぎのつるぎ)』
元々は『天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)』と呼ばれ、天から追放されたスサノオが出雲の地でヤマタノオロチを退治した時に入手し、後に高天原にいる天照へ献上されたものです。
天叢雲剣という名前はスサノオが命名し、その由来はオロチの頭上に常に黒い雨雲がかかっていたから、だとか。
その後、天孫降臨の際に天照から孫の瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)へ授けられ、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)の手に渡ります。
ヤマトタケルの死後は、壇ノ浦の戦いで安徳天皇が草薙剣と八尺瓊勾玉を携えて入水し、草薙剣は失われました。
ただし、この時失われたのは形代(レプリカ)だったなど、諸説あります。
草薙剣は所有者を選ぶ剣とされ、気に入らない土地にいたら神の力で災いを起こすとされています。
現在でも、天皇や神職の人間ですら見ることが出来ない神聖な剣なのです。