あまてる茶房

八百万の大神さまが繰り広げるほのぼのコメディ漫画

manga

【漫画38】悲劇の始まり~国譲り第9章

地上を地の神から天の神に譲り渡す国譲り交渉の際、建御雷神は大国主大神から『自分より先に息子たちに聞いてほしい』と言われます。 そこで、建御雷神は出雲国の三穂之碕(みほのさき)で魚釣りをしていた事代主神(コトシロヌシノカミ)の元へ訪ねます。 …

【漫画37】悲劇の始まり~国譲り第8章

高天原から派遣された建御雷神は稲佐の浜に降り立ち、大国主大神に「葦原中国は我らの御子が治めるべきだと天照大神は仰せだが、どう思うか」と訊ねます。 大国主は日本国を創った神とされていますが、天津神に国を譲るかどうかを自分の息子たちに託すことに…

【漫画36】悲劇の始まり~国譲り第7章

国譲りの交渉の際、高天原から4番目に地上へ派遣された神が建御雷神(タケミカヅチノカミ)。 出雲国の伊那佐之小浜(いなさのおはま・現 出雲市稲佐の浜)に降り立つと、(※)十掬の剣(とつかのつるぎ)を抜き、波の上に剣を逆さまに立てて、その切先にあ…

【漫画35】悲劇の始まり~国譲り第六章

国譲り事業では4柱の神が地上に派遣されます。 <トップバッター>アメノオシホミミ:天界から下界を眺めて「自分には無理」と早々にリタイア <2番目>アメノホヒ:大国主の家来となって3年戻らず。 <3番目>アメノワカヒコ:大国主の娘と結婚して自分が…

【漫画34】悲劇の始まり~国譲り第五章

国譲りの交渉の際、3番目に地上へ派遣した神様が天若日子(アメノワカヒコ)です。 彼は大国主大神の娘と結婚し、自分が葦原中国の王になろうと企み、8年経っても高天原に戻りませんでした。 これを不審に思った天照大神と高御産巣日神は鳴女(なきめ)とい…

【漫画33】悲劇の始まり~国譲り第四章

国譲りの時、高天原から地上へ次々と使者がやってきます。 2番目に派遣されたのがアメノホヒ。しかし、彼は大国主に惚れ込み家来となってしまい、3年経っても戻りませんでした。 ちなみに最初に派遣した(しようとした)アメノオシホミミという神様は、天の…

【漫画32】悲劇の始まり~国譲り第参章

大国主大神はとても優しい神様です。大国主にはたくさんの兄神たち(八十神)がいますが、虐められたり殺されても(生き返りますが)、健気に尽くします。 国譲りの際も最後の決断は年老いた自分ではなく、自分の子たちに委ね、その決断に従うことにしました…

【漫画31】悲劇の始まり~国譲り第弐章

国譲りとは地上にあった葦原中国(あしはらのなかつくに)を国津神から天津神へ譲り渡す神話です。 天津神(あまつかみ)とは天にある高天原に住む神様のことです。 国津神(くにつかみ)とは地上に住む神様のこと。 この国譲りは葦原中国平定(あしはらのな…

32柱制作中

ちょっと早いですが、現在同時進行で制作中の32柱。 温和な大国くんが珍しく険しい表情をしています。 一体彼に何があったのか…⁉ Follow @sagayamayos

31柱制作中

現在、制作中の次話。 あまてるさんからの脅迫状をあっけなく破り捨てたスサノオじい。 大国くんはどんな手を打って出るのか…乞うご期待! Follow @sagayamayos

【漫画30】悲劇の始まり~国譲り第壱章

天から下界を見ていた天照大神。 自分の子に治めさせようと大国主を始めとする国神に国を譲るよう迫ります。 この国譲り神話は「葦原中国平定(あしはらのなかつくにへいてい)」とも呼ばれ、何年も続く大きな戦争になります。 国譲りの際、天照が地上へ派遣…

【漫画29】悲劇の始まり~国譲り序章

スサノオから数えて6代目の子孫にあたる大国主大神。 彼は出雲の地に葦原中国(あしはらのなかつくに)という大国を作り、治めていました。 しかしある時、高天原で地上の様子を見ていた天照大御神から「地上いい感じじゃん!ほしいなー」的な感じで国を譲る…

【漫画28】謙虚すぎる葛城くん

460年、葛城山(奈良と大阪の境あたりにある山)で雄略天皇と出会った葛城神は、天皇一行と一緒に鹿狩りをしました。 ですが、互いに譲り合い、結局一匹の鹿にも矢を放てませんでした。 古事記と日本書紀で若干話の内容に違いはありますが、葛城神は仙人のよ…

【漫画27】誰も呼んでくれない名前

崇道天皇という名前を聞いたことがありますか? 早良親王という名前は歴史の教科書でも出てきますが、崇道天皇という名前は知らないという人がほとんどだと思います。 実はこの二つの名前は同一人物を指します。 早良親王=崇道天皇なのです。 早良親王は藤…

【漫画26】地上の楽園

宮城県に蔵王キツネ村というたくさんのキツネを飼育している施設があります。 特徴は放し飼いになっていること。それもかなりたくさんいます。 仔ギツネの抱っこも出来るそうですよ。 ちなみに村の入口には「当村は普通の動物園ではありません。危険です。全…

【漫画25】チームGORYO

日本には御霊(ごりょう)信仰というものがあります。 律令制度が整ってきた8世紀半ば頃から、無念の死や怨みを持って死んだ人物の死後、疫病や飢饉、落雷などの災いが起こり、それを亡くなった人物の怨霊の仕業とし、「神」として崇めることにより、その怒…

【漫画24】道真くんと飛梅さん

天神様で親しまれる菅原道真公。 901年、左大臣・藤原時平の計略により無実の罪で、大宰府(福岡県太宰府市)に左遷されてしまいます。 この命が下ってからわずか6日後、道真は京から大宰府に向けて出発しました。 出発前、屋敷の庭にあった梅を見て、『東風…

【漫画23】ぼくも眷属になりたい

日本の神様の中には動物を眷属(けんぞく)として従えている神様がいます。 眷属とは、神様の使い、霊獣のようなものです。 例えば稲荷大神は白狐※、大国主大神は兎など。 ※うちの漫画では普通のきつね色をした狐ですが、本来は白い狐です。 そのうち白い狐…

【漫画22】稲荷寿司の行方

稲荷大神の眷属である白狐は大神同様、神聖なものとして祀られていますが、一緒にお供えされる稲荷寿司、実は実際の狐は好物ではありません。 キツネは肉食なので、ねずみなどを食べますが、揚げたねずみは手間がかかるので、日持ちの良い油揚げにしたという…

【漫画21】暇神(ひまじん)

私たちは神社に行くと、「〇〇が叶いますように」とか個人のお願いをすることが大半だと思います。 ですが、伊勢神宮に祀られている天照大御神は少し性格が違います。 天照大御神は「天地安泰の神」とされ、個人の願いではなく国家の平安を司る神様なのです…

【漫画20】俺の剣

Follow @sagayamayos 三種の神器の一つ『草薙の剣(くさなぎのつるぎ)』 元々は『天叢雲剣(あめのむらくものつるぎ)』と呼ばれ、天から追放されたスサノオが出雲の地でヤマタノオロチを退治した時に入手し、後に高天原にいる天照へ献上されたものです。 …

【漫画19】大国くんと白兎

スサノオから6代後の孫にあたる大国主神(おおくにぬしのかみ)は国造りの神と言われる、国津神の代表的な神様です。 彼には八十神(やそがみ)と呼ばれる大勢の兄たちがいたのですが、とても嫌われていました。 ある時、兄弟全員で稲羽(いなば)に出かけた…

【漫画18】ブラコン

スサノオといえば、国津神を代表する出雲の神というイメージが強いですが、天照の弟であり、元々は高天原に住んでいました。 当時はとてもやんちゃで、家を壊したり、田んぼを荒らしたり、多くの神々がその粗暴に困り果て、その度に天照に苦情が来るのでした…

【漫画17】稲荷くんとかくれんぼ

よく勘違いされがちですが、稲荷大神は狐ではありません。 狐は稲荷神が使役する※眷属(けんぞく)です。 ※神様に仕える霊獣みたいなもの。 眷属である狐は白狐(びゃっこ)と呼ばれ、稲荷神同様とても神聖なものとして祀られています。 Follow @sagayamayos

【漫画16】やっぱり兄弟

Follow @sagayamayos ヒルコちゃん、実はこの子、日本の多くの神を生み出した、かの有名なイザナギ、イザナミの第1子なのです! でもその割にあまり知られていない…。 それは生まれてすぐ海に流され、表舞台から消えてしまったためです。 イザナミ(女性)か…

【漫画15】続・兄弟

Follow @sagayamayos 天照の弟の一人、月読(ツクヨミ)。 天照の弟というとすごいように聞こえますが、記紀(古事記と日本書紀)ではほとんど登場しない、謎に包まれた存在です。 ちなみに後世では男神とされていますが、記紀では性別について特に触れられ…

【漫画14】兄弟

Follow @sagayamayos 天照には2人の弟がいます。 夜を支配する月読(ツクヨミ)、海原を支配(するはずだった)スサノオ。 ※月読は女神という説もあります。 スサノオは高天原での横暴により、天から追放されてしまいます。 この時、天照は弟をかなりかばっ…

【漫画13】ワーカホリックな大神さん

Follow @sagayamayos 全国に数多ある稲荷神社。 その数は小さな祠まで含めると3万以上あるといわれています。 日本で国津神(天から降りてきた神様ではなく、元々土地にいた神様)を祀る神社の中では、稲荷、八幡が大きな勢力を誇っています。 稲荷神は元々…

【漫画12】一言しか聞かない大神さん

Follow @sagayamayos 一言主(ひとことぬし)とは、一言であればどんな願いも聞き入れるという神様です。 言葉の力を司る大神であり、たった一言であっても聞き漏らさず、悪事も善事も一言で解決してくれます。 『無言参り』の神ともいわれます。 一言主神社…

生殖器崇拝

Follow @sagayamayos 『生殖器崇拝』 名前のとおり、男女のシンボルを御神体として祀る信仰のことです。(下ネタではなくまじめに語りますよ) あまり知られていませんが、日本全国47都道府県全てにこの信仰が根付いています。 主なご利益は「豊穣」、「多産…